治療例集

2026-01-21 08:13:00

🍤 IBS(過敏性腸症候群)を治したい|30代前半女性

🌀 相談内容

外食で揚げ物を食べたあとに、

・お腹がキリキリ痛む

・急にトイレに行きたくなる

・下痢や軟便になる

症状が続いたため病院を受診し、

過敏性腸症候群(IBS) と診断されました。

整腸剤や腸の動きを調整する薬を服用していましたが、

揚げ物や外食がきっかけになる腹痛は改善せず、

「食事に気をつけるしかない」と言われて悩んでいました。

そんな時に、ChatGPTからの提案で鍼灸という選択肢を知り、来院されました。

🔍 東洋医学の見立て

お話を伺うと、

・もともと胃腸が弱い

・食後に症状が出やすい

・脂っこい食事で悪化する

といった特徴がみられました。

東洋医学では、

このような状態を

「脾虚(ひきょ)を本とし、湿が絡む病態」

と考えます。

消化吸収を担う「脾」の働きが弱いと、

揚げ物のような消化に負担のかかる食事を

うまく処理できず、

・腸の動きが乱れる

・刺激に過敏に反応する

ことで、腹痛や下痢として症状が現れやすくなります。

脾虚を基盤に、揚げ物によって湿が生じ、

それが腸の過敏さを助長している状態

と判断しました。

🎯 治療方針

▶ 健脾化湿(けんぴかしつ)

脾の運化機能を立て直しつつ、停滞した湿邪を除くことを第一とします。

✨ 治療後の変化

週1回程度のペースで治療を継続しました。

1か月目:

・外食後の腹痛が以前より軽くなる

・下痢の回数が減り、「必ずトイレに駆け込む」状態が減少

2か月目:

・揚げ物を食べても症状が出ない日が増える

・腹痛が出ても短時間で治まるようになる

・外食に対する不安感が軽減

3か月頃:

・揚げ物や外食後でも腹痛・下痢がほとんど起こらなくなる

・腸が過剰に反応する感覚が落ち着き、日常生活が安定

現在は、大きな症状の再発もなく、体調維持を目的とした間隔での通院を継続されています。

📝 まとめ

IBSは、

「異常がないのに症状がつらい」

と感じやすい疾患です。

東洋医学では、

腸だけを見るのではなく、

消化全体の働きや体質そのものを整える

ことを重視します。

揚げ物や外食で腹痛・下痢が出やすいIBSの方にとって、

鍼灸は薬以外の選択肢のひとつになり得ます。

腹痛下痢でお悩みの方は、『note【くらしの東洋医学 鍼灸で元気に】腹痛下痢と東洋医学』もお読みください。 

 

 

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