治療例集
😣 夜間尿、デリケートゾーンがヒリヒリする…|50代後半女性
🌀 来院のきっかけ
「ここ数年、トイレが近くて夜中に何度も起きてしまいます。尿が白く濁ることもあります。
さらにデリケートゾーンが乾燥して、かゆみやヒリヒリ感がつらいです。塗り薬を使っても改善は一時的で、すぐにぶり返してしまいます。閉経後から特に強くなりました。
恥ずかしさもありましたが、女性の先生なら安心できると思って来ました。」
🔍 東洋医学の見立て
「腎陰虚」 → 更年期以降、腎の陰分が不足して体を潤す力が低下。虚熱が内生し、膀胱や陰部に影響して頻尿や乾燥感・かゆみとして現れる。
・加齢・閉経 → 腎陰虚
・陰虚 → 虚熱が生じやすい
・虚熱と潤い不足 → デリケートゾーン乾燥+かゆみ、頻尿、白濁尿
皮膚は乾燥しやすく、顔、手足にはほてり。舌質は紅少苔、脈は細数。眠りが浅く、のぼせ・寝汗もみられる。
🎯 治療方針
・腎陰を養い、虚熱を鎮める
・下焦を潤し、乾燥によるかゆみを改善
・膀胱機能を安定させ、頻尿を軽減
📈 治療経過 ※治療回数には個人差があります
2回目:デリケートゾーンの乾燥感がやや軽減、眠りが深くなる
3回目:夜間頻尿が減り、かゆみが和らぐ
4回目以降:陰分が補われ、体全体の乾燥やほてりも改善。再発予防を目的に治療継続中
💡 頻尿やかゆみは「湿熱」だけでなく、更年期以降の「陰分不足」が背景にあることもあります。
鍼灸では、その方の体質やライフステージに合わせて、陰陽のバランスを整えながら、不快な症状の改善をめざします。
一度、東洋医学の視点からお身体のケアを試してみてはいかがでしょうか?
なお、頻尿についての東洋医学的な解説については、『note【くらしの東洋医学 鍼灸で元気に】頻尿と鍼灸』もお読みください。
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