治療例集
😣 「昨日は足、今日は胸…」痛みがあちこちに現れる|40代女性
🌀 来院のきっかけ
「痛む場所があっちこっち変わるんです。夜も眠りが浅く、気持ちが落ち着かなくて、動悸がして…」
40代女性・主婦の方。
肩・腰・背中・足など、日替わりで痛みが現れて、整形外科で「軽度の線維筋痛症」と診断されました。
家事は問題なくこなせるものの、診断を受けたことに対する不安感がとても強く、鍼灸でなんとかならないかと相談に来られました。
📋主な症状
痛み:肩・胸・背中・腰・手足など全身あちらこちらが日替わり(遊走性)に痛む
痛みの種類:キリキリ、チクチクがもっとも多い。ズーンとした重いような痛み、張った痛みもある
痛みの時間帯:朝、夜が多く、日中家事をしている時は気にならない
睡眠:浅く、夢が多い
気分:イライラしやすく、不安感、焦り感がある、パニック症候群があり、閉鎖空間では、冷や汗や息苦しさや動悸が出る
動悸:不安感が強い時に出ることあり
食事:食欲は普通だが、アレルギーがある
排便:軟便
舌の状態:白膩苔、中央に裂紋、やや淡白ぎみ、舌先紅、乾燥
🔍 東洋医学の見立て
虚実錯雑(虚=肝血不足・脾虚、実=気鬱化火)の状態にあります。
『肝鬱気滞 → 気鬱化火』
日頃からイライラ・せかせかする傾向があり、肝気が停滞して熱化。痛みや不安感、眠りの浅さにつながっています。
『肝血虚』
気鬱化火が続くことで血が消耗され、肝血が不足して肩こりや手足のこわばり、眠りの浅さなどが出やすくなっています。
『脾虚・気血不足』
舌の淡白さや裂紋、軟便、食後のピリピリ感は胃腸の消化吸収力や体の血・気の不足を示唆する。
💡 患者さんへの説明
普段からイライラ・せかせかする傾向で、気の滞りから熱化し、血が消耗されて肩こりや手足のこわばり、眠りの浅さにつながっています。
さらに胃腸の弱りから身体の営養が不足した状態となり、体のバランスが崩れている状態です。
🪡 治療とアドバイス
・肝気の流れをスムーズにして、体内に滞った余分な熱を冷ます
・肝血を補い、血虚により生じるこわばりや不眠を改善
・胃腸の働きをたかめて、気血を増やすことで体力と消化機能を回復
上記に働くツボを、全身の状態により1~2つ選び、毎回、鍼をしました。
🌱 経過(治療回数には個人差があります)
初回:「施術後は気持ちが落ち着いた」と感想あり
4回目:夜中の覚醒が減り、イライラ感が軽減
8回目:遊走性の痛みは残るが、強さが和らぎ、不安感も少なくなる
維持期:月8回程度の施術を継続することで心身ともに安定した状態をキープしている
鍼灸では、原因不明の身体の痛み、胃腸の不調だけでなく、心の不安定さや睡眠の浅さも整えることができます。
その日の体調や症状に合わせたオーダーメイド治療で、体も心も落ち着きやすくなるのが特徴です。
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